訪問看護ステーション設立委員会の経過-その1-

第1回訪問看護ステーション設立委員会
 日時:平成10年2月19日(木)午後2時
 場所:玖珂町総合センター
 出席:玖珂町 朝木・村岡
    周東町 南谷・西本
    玖珂郡医師会 福田・吉岡・河郷

 玖珂郡医師会吉岡理事より今までの経過を報告された。
 両町とも設立には前向きな姿勢を持っていたが単独の事業としては財政困難であり今回の3者共同の設立が望ましいと考えた。給与に関しても、町の職員並の給与が必要であり、退職金・保健など考えれば、かなりの額になりそうである。
 組合を作る意見もあり。西本氏の意見では、周東町の保健センターに併設すれば保健婦・ヘルパーなどと連絡がしやすいが、周東町だけでは訪問の数が少ないだろう。
 場所にっいては、玖珂の保健所の部屋が空いているので、借りればいいという意見あり。ただし、県に相談しなければならない。
 運営について・両町で準備し経営を医師会にまかせたいと言う意見あり。
 医師会側としては、医師会立は難しい。徳山医師会のように、医師会病院があり事務長などもいれば可能だが、玖珂郡医師会は無理と恩われる。
 運営は3者で運営し、委員会を作り運営すべき。
 ただし、相談窓日を医師会に作り、協力する。などの意見交換を行った。
 今後は、各施設の資料を調べ、勉強する。次回は4月に開催予定。

第2回「玖西地区訪問看護ステーション設立委員会」
 日時:10年4月27日午後7時
 場所:玖珂中央病院会議室
 出席者 玖珂町朝木・村岡・見寄
     周東町南谷・藤井・宇野・河野
     玖珂郡医師会 福田・吉岡・河郷・

協議内容
 第1回の会議で「玖西地区訪問看護ステーション設立委員会」として前向きに検討することとなり、その後玖珂町・周東町の両町で検討した案が提出された。
訪問看護ステーションの設立案
 1.周東町の保健センター内に設置し、その設立のための施設整備・備品などは両町で負担し準備する。
 2.運営の主体は周東町で行う
  職員の採用・運営管理含める
  玖珂町と玖珂郡医師会はその運営と職員の教育・指導に協力する
 3.連営の際に生じた赤字分については周東町・玖珂町・玖珂郡医師会の1/3負担とする
  出来るだけ赤字のでない経営を行うために玖西地区の医師会員の利用をお願いする。
 4.ステーションの設立時期平成12年4月を目標
討議:
 医師会側より
 1.運営後の原則的に3者1/3の負担は仕方ないと考えるが、小さな医師会で年間予算も少なく、玖西地区だけに医師会として補助する限度もあり、玖北地区での事業が行われた場合も考え、出来れば医師会としての負担の限度額をお願いしたい。限度額は未定。
 2.ステーションの設立時期が平成12年4月を目標とされているが、介護保険の導入時期であり同じ時期の開始は混乱する可能性もあり出来れば半年か1年前の開始が望ましい。
  3.ホームヘルパーの整合性
  訪問看護とホームペルパーサーピスの調整や話し合いも必要であり合同の協議会やケアマネージャーの調整、教育も必要である。
 4.職員の待遇
  地方公務員(周東町)の待遇に準じる案であるが、岩国地区内の訪問看護ステーションの待遇との格差が大きくならないような配慮が望まれる。
 5.訪問看護ステーションの設立の場所
  訪問看護ステーション自体、利用者が直接ステ一ションに来る施設ではないため場所にはこだわらないが、将来この施設の一部を玖西地区の休日救急当番の休日診療所としても利用したいと考えており、その面では旧玖珂保健所の眼科診療所の跡地の利用も検討して欲しい。
 6.周東町に設立することでの玖珂町の行政・議会での問題はないか。
  玖珂町としての問題はないとのことであった。
 周東町・玖珂町より
 l.訪問看護利用者の把握
  現在どのくらいの利用者がいるのかの概数が知りたい両町の概算では玖西地区の寝たきり患者は約80名であるが、全てに利用されるかどうか不明
 2.周東町での設立となれば議会での承認が必要となる議会への要望書なども必要である
 今後の予定

 次回は5月中旬以降に第3回の会議を行う設立に必要な手続きの確認、予算案、負担金など医師会として玖西地区会員の利用者調査をそれまでに行う


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