中学生・高校生の新型インフルエンザワクチン接種について

   受験生は年内に接種可能です。

 12月22日追加掲載

 山口県は12月18日付けの通達で、年末の12月28日から第6回目の配布のワクチンを利用して「中学生・高校生へのワクチン接種前倒し」を決めました。ただ全国的に統一された方針でなくこの前倒しは山口県独自の通達のようですが各地で混乱は続いていますし、まだ小児・小学生の希望者への接種も終わっていないところもあり、地域によっては集団的な個別接種を模索している所などまちまちです。

 また中学・高校の3年生(受験生)には年内の前倒しを決めた都道府県も報告されています。

 全国的に流行のピークは過ぎたようで、子供さん以外のワクチン接種希望者は少なくなっており、今後基礎疾患を持たない成人のワクチンは年を越せば大量に余ってしまう事が予想されます。中高校生も受験生以外は今の新型インフルエンザならばそれほど接種にこだわる必要はないかも知れません。しかし接種するならば、子供たちの接種は、出来るだけ早急に対応を決めねばなりません。年末の休暇になって接種前倒しという対応にも少し疑問があります。

 玖珂郡医師会としては、各医療機関で成人基礎疾患用のワクチンを乳幼児・小学生にも接種してきました。今回も「中高校生用のワクチン」の配布は無いのですが、各医療機関に配布されたワクチンの中から山口県の方針に沿って、中学生・高校生にも接種出来るように準備検討しています。

 特に受験生は出来るだけ早く接種しておいた方がいいので、ご希望の方は近くの医療機関にご相談下さい。

 12月28日から接種出来ます。

 ただし、中学生の場合にはワクチン接種は原則父兄同伴になります。同伴が難しい場合には保護者の同意書と予診票にも保護者の署名が必要になりますので、同意書と予診票を必ず接種者に持たせて下さい。

 高校生は自分の意志、同意で保護者の同伴や同意書は不要です。

 接種可能医療機関は下記に示していますのでお近くの医療機関に問い合わせください。

中学生の同意書・予診票は厚労省のホームページからダウンロード出来ます。

中学生に相当する年齢の者が保護者の同伴を伴わず接種する場合の同意書等(同意書)
中学生に相当する年齢の者が保護者の同伴を伴わず接種する場合の同意書等(予診欄)


玖珂郡医師会

 玖西地区・玖北地区

   新型インフルエンザワクチン接種実施医療機関

 玖珂郡医師会所属の医療機関で、新型インフルエンザのワクチン接種を国と契約している医療機関です。

 下記の医療機関で12月7日から、4回目配布の新型インフルエンザワクチン接種を行っています。小児科診療所だけでなく、内科や病院でも、出来るところから小学生への接種も始めていますので、お近くの医療機関に相談してみて下さい。但し、県からのワクチンの配布量は少なく何時でも接種出来るわけではありませんので、電話などで予約をされて、接種日や受診の時間などを事前に確認して下さい。 

 12月28日より中学生・高校生の接種も可能になります。

 なお、成人基礎疾患については、その医療機関にかかりつけの患者さんだけが対象になります。

 かかりつけ医にご相談下さい。

 

町名
医療機関名
電話
乳幼児
小学生
妊婦
中高校生
成人基礎疾患
玖珂町
川田クリニック
82-6660
玖珂クリニック
82-6611
山下内科医院
81-0050
 
田所医院
82-5051

八木クリニック

82-1212
玖珂中央病院
82-5123
周東町
岩本医院
84-0011
河郷診療所
84-0010
小林医院
84-0613
松井医院
84-0035

藤政病院

84-0037
美川町
福田医院
77-0012
錦町
市立錦中央病院
72-2321
松原医院
72-2300
美和町
市立美和病院
96-1155
近藤医院
96-0070
本郷町
岩国市本郷診療所
75-2770

                          12月4日、12月24日追加


12月4日

  小学生の新型インフルエンザワクチン接種について

 新型インフルエンザは予想超えて子供たちに大流行しています。インフルエンザ予防のワクチン接種について、12月2日山口県は小学生高学年のワクチン接種を前倒しにすると公表しました。しかしまだ乳幼児の接種も済んでいませんし、基礎疾患を持った患者さんのへ接種も始まったばかりで、年内に希望者に全員接種出来るワクチンはありません。

 今回、医療機関に配布されたワクチンも「子供用のワクチン」は少なく、「成人の基礎疾患患者さん用」で、希望する小学生に前倒しで全員接種出来る数は県内にも無いのです。

 全国に先駆けて「小学高学年」に前倒し接種を決めても接種するワクチンが配布されないのでは何の意味はありません。山口県の対応に大きな疑問があります。

 そこで玖珂郡医師会としては、医療機関に配布された「成人・高齢者の基礎疾患を有する方用のワクチン」の一部を近くの医療機関で、できるだけ小学生に優先接種することに決めました。

 その理由は、現在は10歳以下の感染が大半で成人・高齢者の感染は極少なく、小児の感染を防ぐ必要があるからです。

 ただ、新型インフルエンザの流行の最中に予防接種する意味は不明ですし、意味はないかも知れません。ご家族の不安を少しでも軽くするだけかも知れません。

  今回の優先接種の対象者は乳幼児・小学生です。

 今まで接種出来なかった方、遠方で予約の取れなかった方は、今回は玖珂郡医師会管内の小児科だけでなく内科・外科や病院でも出来る施設もありますので、お近くの医療機関にまずご相談してみて下さい。

 但し、前述しましたように、ほとんどの医療機関では基礎疾患の患者さん用を使いますので配布ワクチン数は少なく、また玖西地区・玖北地区の全ての医療機関で実施出来るわけではありません。

 下記の実施医療機関名を確認して、電話などで予約の確認をお願いします。第5回目の配布予定は12月中旬ですので 変更などあれば、その都度ホームページや医療機関に掲示してお知らせします。

 その他ご不明な点は、岩国保健所にお問い合わせ下さい。

    山口県岩国健康福祉センター 健康増進課 電話:29−1521