2000年スギ花粉初観測
【2000/01/05】


 1月3日東部地区(柳井・熊毛)、西部地区(宇部)でスギ花粉が捕集され、2000年の初観測日となりました。

初観測 ・・・・・・・・ その年で初めてスギ花粉が確認された日
柳井 ・・・・・・・・ 1平方センチメートルあたり0.2個
熊毛 ・・・・・・・・ 1平方センチメートルあたり0.3個
宇部 ・・・・・・・・ 1平方センチメートルあたり0.3個

 1平方センチメートルあたり1個以上の花粉飛散が2日以上続く最初の日「花粉飛散開始日」と定義されており、山口県では、2月上旬になることが多いのですが、気温が高ければ飛散開始日が早まることも考えられます。この間、1平方センチメートルあたり1個以下のごく少量の花粉飛散は続くことがあり、人によっては花粉症の症状が発現します。ちなみに、一昨年は1月5日、昨年は1月2日が山口県でのスギ花粉初観測日でした。

一昨年 ・・・・・ 1月5日 柳井 0.2 個/cm2
長門 0.6 個/cm2
昨年 ・・・・・ 1月2日 柳井 0.2 個/cm2
熊毛 0.3 個/cm2

 昨年7月から8月上旬には、山口県では降水量が多く、日照時間は短く、気温も比較的低く、スギ花粉の分化には不都合な気象条件となりました。さらに1999年12月の時点でのスギ雄花の着花状態も比較的不良であるため、2000年の山口県のスギ花粉飛散数は平年以下になるものと予想されます。飛散分布としては、例年東部地区で飛散数が多く、西部では少なめですが、北部も近年は飛散が多くなっています。

 なお、関東・東北では大量飛散になると予測されています。

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