2004年のスギ・ヒノキ科花粉飛散結果について
【2004/04/23】


 シーズン直前のスギ雄花の着花状況から、山口県の2004年のスギ飛散は「最近10年間のシーズン平均花粉総数1900個/cm2に対し500個/cm2以下で、非常に少なくなる」と予測しました。

 本年のスギ花粉の初観測日は1月5日(小郡、美祢、山口)でした。飛散開始日は昨年より10日遅い2月16日(長門)となりました。スギ花粉飛散数は予想どおりで、県内測定機関全体の平均のシーズン飛散総数は260個/cm2と、最近10年間で2番目に少ない数値でした。ちなみに、過去の県内測定機関の平均スギ花粉飛散総数は、1994年200個/cm2、1995年5520個/cm2、1996年750個/cm2、1997年1770個/cm2、1998年560個/cm2、1999年2020個/cm2、2000年440個/cm2、2001年3840個/cm2、2002年1890個/cm2、2003年3100個/cm2です。

 一方ヒノキ科花粉の県内の平均シーズン飛散総数も、1995年の1910個/cm2、1996年の35個/cm2、1997年の120個/cm2、1998年の160個/cm2、1999年の260個/cm2、2000年の120個/cm2、2001年の1950個/cm2、2002年の240個/cm2、2003年の830個/cm2に対し4月18日の時点で30個/cm2と、測定史上最少となりそうです

 既にスギ飛散は終了し、ヒノキ科花粉も終了期で飛散はごくわずかとなっておりますが、ネズなど一部のヒノキ科花粉が今後も飛散する可能性はあります。また、イネ科、マツ科、ブナ科などの花粉が飛散しています。イネ科花粉は今後増加します。イネ科の花粉は抗原性が強いため、イネ科花粉症の方は引き続きご注意下さい

2002年 2003年 2004年