ようおいでました。
山口県臨床整形外科医会のホームページです。
会長 瀬戸信夫
もっと国民のいのちと尊厳を大切にした国であってほしいと願い、医療への理解を少しでも深めたいという思いから、このホームページを開設しました。県下の整形外科開業医が集まった私たちの会は、日常診療の向上と地域医療への貢献を目的とし、創設から26年になりました。現在の会員は約100名で す。
開業医は、一般に病院の勤務医として医療知識と技術を深め、人生経験を積んだのち、独立して自分の診療施設を開設しています。 蓄えた力を精一杯地域の人たちの健康のために発揮しながら、常に自己研鑽にもつとめています。
手術にも、手術をしない治療法にも精通した整形外科開業医が、施設の充実した大病院の勤務医と連携しながら、 それぞれの役割分担のもとに患者さんのニーズに応え、効率的に地域医療を運営しているといえます。
さて最近、医療崩壊という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。先進諸国のなかで、国民一人あたりの医療費が最低なのが日本であり、 この国は国民のいのちをそれぐらいにしか考えていないのかと腹立たしい思いがします。
民主党は政権に就くまで、日本の医療費を先進国の平均まで上げる(2割アップ)といっていましたが、このたびの医療費改定での上昇は微々たるもので、 そのほとんどは大病院に振り向けられました。
たしかに病院勤務医の日常は過酷なものでありますが、開業医も理想とする医療のために自分の医療機関を経営し、地域医療の調整を行い、 ボランティア的に地域活動に取り組むなど経済的、肉体的、精神的に疲弊しています。
医師のモチベーションが下がることは、医療崩壊に直結します。地域や患者さんにより近い開業医の疲弊によって、 最終的に国民が被害をこうむることにならないようにと案じています。
しかし、こういう時代だからこそ臨床医はますます研修・研究に励み、地域住民の健康を考え続ける必要があるのだと私たちは考えます。 ロコモティブシンドロームの啓発や予防も、開業医にとって大切な仕事でしょう。
医療を取り巻く環境がますます厳しくなる現状から、地域医療を崩壊させないための地道な努力を継続するとともに、 今後とも情報発信につとめていくつもりです。
平成22年2月