山口県臨床整形外科医会 YCOA

側弯症とは? 日本側彎症学会HPより引用改 編

  
●第2次検診(精密検査)におけるレントゲン検査について

学校における第1次検診で異常とされた者に対しては、ほとんど全てに、第2次検診に際し、立位全脊柱レントゲン撮影の必要がありま す。
そのために、山口県内で推奨される方法としては、

1.学校が、第1次検診で異常とされた者を取りまとめ、学校と地区医師会とで協定した機関(病院、整形外科医院など)に行かせる。
この第2次検診の受診率の向上をはからないと、脊柱検診の目的は達せられません。レントゲン検査の結果による大まかな治療方針を述べ ます。
2. 医療を要する生徒(治療は専門の整形外科医による)
 i. 治療を要する生徒
  Cobb法25°以上の側弯。構築性変化があり、進行性の側弯。
 ii. 定期的観察を要する生徒
  Cobb法15°〜24°の側弯
3. 注意を要する生徒(学校医、学校、家庭による)
  Cobb法10°〜14°の側弯。
  次回の定期健康診断に際し、特に慎重なチェックを要する。
4. 正常範囲とされる生徒
  Cobb法10°未満の側弯。
ただし、1枚の立位全脊柱レントゲン写真のみでは、正確な判定が必ずしも容易ではなく、慎重な判断が必要です。

*以上は日本側彎症学会の許可を得て、引用しています。

 →戻る