2002年スギ花粉飛散予測
【2001/12/27】


 2001年の山口県の夏は記録的な猛暑で、スギ雄花の分化には好都合の条件となりました。
 しかしながら、2001年春のスギ花粉シーズンにも大量の花粉を飛散させており、2年連続して大量の雄花を着けることには限界があるものと考えられます。
 実際、2001年11月の時点でスギ雄花を観察したところ、最近10年間のシーズン平均花粉総数1800個/cm2に対し、約2000個/cm2程度の着花状態と思われました。
 シーズン中の天候にも左右されますが、2002年の山口県のスギ花粉飛散は、平年並みやや上回る程度と予想されます。

 なお、毎日の「飛散状況・翌日の飛散予測」は2002年に入り、スギ花粉飛散開始宣言の後、報告を開始します。

スギ花粉飛散開始宣言・・・ その年、2日間続けて、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉が確認された場合、その初日を以って「飛散開始」を宣言することにしています。山口県では2月上旬になることが多いのですが、気温が高ければ飛散開始日が早まることも考えられます。1平方センチメートルあたり1個以下のごく少量の花粉飛散は「いわゆる飛散開始日以前にも」続くことがあり、人によっては花粉症の症状が発現します。

過去のスギ花粉飛散開始日
平成13年 2月15日
平成12年 2月11日
平成11年 1月25日
平成10年 2月 7日
平成 9年 2月 5日
平成 8年 2月11日
平成 7年 2月13日
平成 6年 2月 7日

昨年(2001年)のスギ・ヒノキ科花粉の飛散結果 / 2002年飛散状況