花粉飛散について


花粉飛散は、みなさんが思っている以上に地域性が顕著に現れます。

その主な要素は・・・ 樹木の数
地形
気象(気温・降水量など) などがあげられます。

例えば・・・

樹 木 いつも花粉飛散の激しかった地域でも、大型台風により樹木が多く倒れ、それ以降花粉飛散が急激に減ったという実例があります。
風・地形 近くに花粉を飛ばす樹木が無くても、比較的平地で風が強い場所は、やはり遠くから花粉が運ばれてきます。
長距離の移動中、ある場所から急に花粉の症状が現れた場合、そこが平地で風の強い場所かもしれません。
気 象 樹木の生長はこれによります。
降水量が多く、日照時間も短い、また気温も比較的低くければ、スギ雄花の分化には不都合な気象となります。

 花粉は、このように地域性が顕著に現れるため、同じ県内でも西と東・北と南で大きく違うこともあります。
実際、山口県でも東西でかなり違いが見られています。
 これらの地域状況により、関東ではいくら花粉が激しく飛んでいるといっても山口県ではほとんど飛んでないかもしれませんし、またその逆もありえます。

 特に、全国規模のメディアから発信される情報(全国版のTVニュース)は基本的に関東の情報であり、 山口県の実際とは大きくずれていることが多いとされています。 この場合の情報は、地域的な観点からはあまり役に立たないとも言えるわけです。
花粉症の方は、すぐにメディアの情報を鵜呑みにするだけでなく、住んでいる地域の情報を必ず入手してください。
 よって、これから旅行・出張だという方は、その地域の花粉飛散状況をあらかじめ知っておくことが予防に役立ちます。


山口県では、・・・
 山口県全域において測定されている各機関から毎日(スギ・ヒノキ科花粉飛散時のみ)飛散個数の測定報告を受け、 それらを山口県医師会が集計した上で各報道機関(TV・新聞等)に花粉飛散状況を報告しています。
 そして、それらの報道機関は夕方のニュース等で報道していますので、是非チェックしてみてください。

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