花粉の測定方法について
スギ・ヒノキ科花粉の測定方法 2024.6更新
以下の方法で花粉飛散量の観測を行います。
花粉捕集器
ダーラム型
花粉捕集方法
ワセリンを塗布したスライドガラスを、上記捕集器に装着し、自然に落下してくる花粉を捕集する。
花粉測定機関
令和6年は県内19か所の測定機関(医療機関や薬局、公的機関、個人)で行う。
花粉捕集時間と測定期間
24時間(AM 9:00~翌日のAM 9:00まで)
山口県医師会では、スギやヒノキ花粉については毎年1月から4月まで(19測定機関)、イネ科花粉については通年で測定している(4測定機関)。
花粉飛散数
顕微鏡を用いて1.8cm×1.8cm(3.24平方センチメートル)のカバーガラスに付着している花粉を、スギ・ヒノキ・その他に分類してカウントし、1平方センチメートルあたりに換算する。
初観測日
1月1日以降初めて花粉が観測された日を初観測日とする。週末や祝祭日によって数日(N日)の合計値がゼロではなく、N日の平均値が1個未満になった場合も初日を初観測日とする。
飛散開始日
飛散開始日とは、2日連続で1平方㎝あたり1個以上になった初日を飛散開始日とする。週末や祝祭日によって数日(N日)の合計値の平均が1個以上になった場合も初日を飛散開始日とする。(日本花粉学会の基準による)
(例) 下の場合、初観測日は2月2日。飛散開始日は2月7日となります。
2月 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | 7日 | 8日 | 9日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
測定地点A | 0 | 0.3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.3 | 1.2 | 1.2 |
測定地点B | 0 | 0 | 0 | 1.2 | 0.3 | 0 | 0 | 0.3 | 1.2 |
測定地点C | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.2 | 1.5 | 1.8 |
個数は平方センチメートル当たりの個数
花粉飛散ランク
ランク | 基準 |
少ない | 1平方cmあたり 10個未満 |
やや多い | 同 10個~30個未満 |
多い | 同 30個~50個未満 |
非常に多い | 同 50個~100個未満 |
極めて多い | 同 100個以上 |
※「極めて多い」は日本花粉学会の基準変更により、令和6年より追加。