山口県臨床整形外科医会 YCOA

行事報告


■平成24年「運動器の10年・骨と関節の日」記念行事

平成24年度「運動器の10年・骨と関節の日」記念行事は、今回は、テーマを「ロコモティブシンドローム(ロコモ)の要因としての骨折の予防と治療」とし て、周南地区の担当で10月14日(日)に周南総合庁舎内のさくらホールで12時より開催されました。さらに,特別に香田整形外科が中心となって、東北地 方への寄付事業として、東北物産展も行われました。総参加人数は215人と、多くの参加者がありました。
 12時よりの健康フェアでは、医療相談、骨塩測定、高齢者疑似体験、運動器疾患のビデオ上映がなされました。会場の都合により、骨塩測定は例年より少な い2台の機器で行われ、その結果説明および医療相談は5名の医師が担当して行われました。健康フェアと同じ会場で市民公開講座を行うために、健康フェアの 椅子機械等の撤収、会場のイスの設営等がありましたが、手際よくスムースに出来ていました。
 市民公開講座は14時から、臨床整形外科医会長の瀬戸信夫先生の挨拶で始まり、香田先生のミニレクチャー「あなたは片脚で靴下がはけますか?」では、老 人に扮した香田先生と看護師が会話する形で、ユーモアを交えてロコモの説明、ロコトレの説明がされました。この後、整形外科に関連するクイズとじゃんけん で商品の当選者が決定されました。参加者は、とても楽しい一時であったようです。
 特別講演では、「ロコモティブシンドロームとメタボリックシンドローム」と題して山口大学大学院医学系研究科整形外科教授の田口敏彦先生が、寿命の話、 健康寿命、慢性炎症の話、トレーニングの程度、頻度について等、元気でいられるためにどうすると良いか等、専門的な内容を一般の人に非常にわかりやすく説 明されました。最後には、Life is moving というアリストテレスの言葉で、運動器の健康の大切さをもう一度確認して、講演を締められました。  
 アンケート調査では、今回の公開講座について約90%がよくわかったと、また特別講演がもっとも有意義であったとの回答でした。
 最後は、松野靖先生の閉会の挨拶で、平成24年度の「運動器の10年・骨と関節の日」記念事業を終了しました。


骨と関節の日 担当 中村 克巳 
 

24B&J

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