山口県臨床整形外科医会 YCOA

行事報告


■平成25年「運動器の10年・骨と関節の日」記念行事

平成25年度の「骨と関節の日・運動器の10年」記念行事は、山陰地区担当で、「ロコモティブシンドローム」をテーマに10月6日に 萩市のサンライフ萩で開催されました。当日は秋晴れの好天に恵まれ、146人と多くの方が参加されました。幼稚園の運動会と重なった 為、施設の駐車場を利用できませんでしたが、近隣の医院、中学校のご協力とスタッフの手際よい誘導で、参加者を混乱無く会場に案内す ることができました。
 12時から始まった健康フェアでは、山陰地区の会員先生、萩市の病院勤務医師、YCOA会員の協力で骨密度、血圧、体脂肪、 BMI、ロコモ5を測定し 、健康チェックシートをもとに、対面による医療相談を行いました。 特に骨粗鬆症に対しての参加者の興味は高く、整形外科医による計測とわかりやすい解説は大変喜ばれました。
 14時からの市民公開講座は、山口県臨床整形外科医会会長の丘茂樹先生の挨拶で始まりました。前半のミニレクチャーは、萩市民病院 整形外科科長、大藤晃先生の「ロコモ予防で健康長寿」でした。ロコモティブシンドローム、骨と関節の日の由来から説明され、骨粗鬆症 を中心とした運動器の健康障害と、予防における運動・食事の重要性を、親しみやすい口調で講演されました。続く特別講演では、山口大 学大学院医学研究科整形外科教授・山口大学病院長の田口敏彦先生が「ロコモティブシンドロームとメタボリックシンドローム」を講演さ れました。健康寿命について漫画のキャラクターを例にしたりして説明され、健康に長生きするには動けることが大切であること、骨粗鬆 症、骨折、関節症等の運動器疾患の解説、メタボリックシンドロームとの関連性、予防法を多くのデータを提示しながら解りやすくお話し されました。 
 最後は、篠田陽健先生の閉会の挨拶で、平成25年度の「骨と関節の日・運動器の10年」記念行事を無事に終了しました。
 アンケート調査では、参加者の95%が「役に立った」と回答しており、市民にとって非常に有意義な行事になったと思います。

骨と関節の日 担当 守田英樹

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