山口県臨床整形外科医会 YCOA

行事報告


■平成27年「運動器の10年・骨と関節の日」記念行事

平成27年度の「運動器の10年・骨と関節の日」記念行事は山口・防府地区担当で、「健康日本21(第二次)における日本整形外科学 会の取り組み」を テーマに9月27日に山口市の山口県教育会館で開催されました。秋晴れの好天に恵まれ、300人と大変多くの市民が参加されました。
 山口県臨床整形外科医会(以下YCOA)からは、山口地区6名(丘、野村、淵上、坂本、豊田、小川)、防府地区3名(藤森、山縣、 蔵重)、担当理事守田の計10名が参加しました。会員達は10時半に集合してロコトレの予行演習、健康フェアの準備を行い、予想以上 に来場者が多かったため、予定より30分早い11時30分に行事を開始しました。
 健康フェアでは200人以上に骨密度測定、FRAXによる骨折危険率の計算を行い、医師達が個別に結果を説明しました。市民公開講 座はYCOA会長の丘茂樹先生の挨拶で始まり、続くミニレクチャーでは済生会山口総合病院院長補佐の岸本哲朗先生が「腰の病気と脚 (あし)のしびれ」を講演されました。多くの人が悩まされている下肢のしびれと腰の病気との関係、特に腰部脊柱管狭窄症については原 因から治療法についてまで詳しくお話しされました。特別講演の前には、山口・防府地区のYCOA会員7名でロコトレの実演を行い、音 楽に合わせて来場者と一緒に体を動かしました。特別講演は山口大学医学部附属病院長、整形外科教授、田口敏彦先生の「ロコモティブシ ンドローム−健康長寿のために−」でした。健康に長生きするためには、骨、関節、筋肉を元気にして自分の力で動けることが大切である こと、ロコモティブシンドロームの予防がいかに健康長寿に重要であるかを、興味深いデータを提示しながら大変わかりやすくお話しされ ました。
 最後は坂本整形外科の坂本正先生の閉会の挨拶で行事を終了しました。市民にとって元気で健やかに生きるための、非常に有意義な行事 になったと思います。
 来年は下関地区で平成28年10月2日開催予定です。

骨と関節の日 担当 守田英樹

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