行事報告
■令和元年宇部・山陽小野田市整形外科医と養護教諭の合同研修会
この研修会は今回で14回目になります。目的は、整形外科医と養護教諭が連携をとりなが ら、運動器の傷害の治療及び予防について研修し、子供の健全な成長・発育を促進することです。
日時:令和元年12月5日(木) 14:00〜16:40
会場:ヒストリア宇部
参加者:養護教諭:60名、整形外科医18名、小児科医3名、市教委1名
開会挨拶 山口大学整形外科名誉教授 河合伸也先生
1.報告「今年度の学校運動器検診」 小野整形外科クリニック 小野直司先生
側弯症検診では二次検診受診比率がここ7年で大きく改善し、保健調査票が有効で、学校医の努力が大きいと思われる。 しかし今年は低下した。 発見されていない側弯症の子供がいることが示唆された。二次検診受診比率を上げるために、保護者に側弯症を理解してもらう必要がある。 運動器検診では、保健調査票の記入で家庭でもこどもの運動器に関心をもってもらうことも重要である。学校医は、 従来の側弯症検診と、 保健調査票の異常ありを参考に運動器検診を行う。
2.講演「学校で遭遇しやすい上肢外傷」 小郡第一総合病院 整形外科部長 坂本相哲先生
外傷の応急処置、上肢の骨折、止血処置、骨格の安定、創部の清潔、患肢の挙上、医療機関受診のタイミングを中心に 養護教諭の先生方にもわかりやすく説明された。
3.校種別懇談会
今年は地区別ではなく校種別に小グループ分かれて、養護教諭からの質問に整形外科医が回答解説しました。今回の懇談会は コンパクトで好評でした。
総括発言 小林整形外科 小林秀樹先生
閉会挨拶 宇部西高等学校 松本直子先生
懇親会
国際ホテル宇部「パール」で17時30分から開始され、お酒も入って楽しく懇親が進み、さらに顔の見える連携が進んだようです。 例年と場所が変わり雰囲気が洋風で好評でした。来年もさらなる盛会を祈念します。
宇部地区担当 池田 耀裕
