行事報告
■平成27年宇部・山陽小野田市整形外科医と養護教諭の合同研修会
この研修会は今回で10回目になります。整形外科医と養護教諭が連携をとりな がら、運動器の傷害の治療及び予防について研修し、子どもの健全な成長・発育を促進することを目的にしています。
今年は来年からの運動器検診に向けて、学校医の先生も参加されました。
日時
場所 ヒストリア宇部
参加者 養護教諭 59名
宇部市学校教育課 1名
整形外科医 16名
学校医 5名
開会挨拶 今釜整形外科 今釜哲男先生
1. 報 告・講演「宇部・山陽小野田市の側弯症検診の現状と運動器検診」
小野整形外科クリニック 小野直司先生
平成25年度から側弯症検診問診票が当地区の健康調査票に取り込まれ、この3年で二次検診比率は大きく改善し、側弯症検診問診票が有効であったと考える。また、 学校医の努力が大きいと思われる。また二次検診受診比率は、低くはないが、発見されていない側弯症の子どもがいる事が示唆された。今 年度から二次検診票が県下統一様式となり、これに基づいたデータ管理を行いたいと今後の抱負も述べられた。
運動器検診についてはこれまでの調査研究から、何らかの運動器疾患・障害を有する子どもたちが1〜2割いると推定された。平 成28年4月開始の運 動器検診の概要を示した。保健調査票の記入で家庭でも子どもの運動器に関心をもってもらうことも重要である。学校医は、従来の側弯症 検診と、保健調査票の異常ありを参考に運動器検診を行う。整形外科医は、運動器機能不全(疾患疑い)の子どもたちに適切な指導を行 う。
2.地区別 懇談会
事前に用意された養護教諭からの質問集に答える形で、各地区で気さくな意見交換が行われた。今回は学校医の参加があり、意見交換が さらに活発になされた。
閉会挨拶 神原中学校 重田静香先生
宇部・山陽小野田
地区 担当 池田耀裕