行事報告
■平成29年宇部・山陽小野田市整形外科医と養護教諭の合同研修会
この研修会は今回で12回目になります。整形外科医と養護教諭が連携をとりな がら、運動器の傷害の治療及び予防について研修し、子どもの健全な成長・発育を促進することを目的にしています。
今年も宇部市の学校医の先生5名が参加されました。
日時
場所 ヒストリア宇部
参加者 養護教諭 55名
宇部市学校教育課 1名
整形外科医 15名
学校医 5名
開会挨拶 今釜整形外科 今釜哲男先生
1. 報 告「今年度の運動器検診」
小野整形外科クリニック 小野直司先生
まず側弯症検診では、二次検診比率は改善したが、二次検診受診比率は昨年からやや低下し、発見されていない側弯症の子ども がいる事が示唆された。
運動器検診については、今年も膝に屈伸としゃがみ込みに問題のある子供が多かったが、専門医受診率が40〜50%程度と低く、疾患 として診断されたのは14名0.06%であった。
学校医からの要望で、養護教諭は前年度の精査結果を学校医に伝えるようにして欲しい。
2.講演「小児の腰痛診療のポイント」
山口大学整形外科 准教授 寒竹 司先生
小児の腰痛診療のポイントについて、養護教諭にも分かりやすく解説していただきました。腰椎分離症や特発性脊柱側弯症など、整形外 科医を受診して早期に診断治療を受けるべき疾患があることを念頭に置いて、子供達に接することが大事であると話されました。
3. 地 区別懇談会
事前に用意された養護教諭からの質問集に答える形で、各地区で気さくな意見交換が行われた。今回も学校医の参加があり、学校医とし てのアドバイスもいただいた。
総括発言 たはら整形外科 多原哲治先生
閉会挨拶 小野田工業高等学校 古屋陽子先生
懇親会から河合伸也先生も参加され、18時から約2時間、さらに打ち解けてお互いに親しく話せるようになりました。。
宇部・山陽小野田
地区 担当 延谷壽夫