行事報告
■平成30年宇部・山陽小野田市整形外科医と養護教諭の合同研修会
この研修会は今回で13回目になります。整形外科医と養護教諭が連携をとりな がら、運動器の傷害の治療及び予防について研修し、子どもの健全な成長・発育を促進することを目的にしています。
今年は宇部市と山陽小野田市の学校医の先生8名が参加されました。
日時
場所 ヒストリア宇部
参加者 養護教諭 59名
宇部市学校教育課 1名
整形外科医 18名
学校医 8名
開会挨拶 山陽小野田市立病院 河合伸也先生
1. 報 告「今年度の運動器検診」
小野整形外科クリニック 小野直司先生
まず側弯症検診では、二次検診比率は改善したが、二次検診受診比率は昨年まで低下していたが、今年はやや改善した。発見されていな い側弯症の子どもがいる事は昨年同様に示唆された。
運動器検診については、今年も膝に屈伸としゃがみ込みに問題のある子供が多かったが、専門医受診率は小学校62%、中学校41%、 高校35%と年齢とともに低下する傾向があった。疾患 として診断されたのは11名0.05%であった。
また、来年度より二次検診結果通知書の管理区分がこれまでの3区分から5区分に改訂されることが報告された。
2.講演「小児のスポーツ傷害...あなたの知らない足関節捻挫の世界」
宇部興産中央病院 病院長補佐
レノファ山口FCチームドクター 森脇 透先生
小児のスポーツ傷害について、養護教諭にも分かりやすく解説していただきました。また足関節鏡の画像解説で外踝U字パッドによる靭 帯整復位固定が整形外科医にも良くわかりました。
3. 地 区別懇談会
事前に用意された養護教諭からの質問集に答える形で、各地区で気さくな意見交換が行われた。今回も学校医の参加があり、学校医とし てのアドバイスもいただいた。
総括発言 たはら整形外科 多原哲治先生
閉会挨拶 小野田工業高等学校 古屋陽子先生
17時30分から表寛治郎先生の乾杯で始まり、約2時間、さらに打ち解けて親しく意見交換ができました。
宇部・山陽小野田
地区 担当 延谷壽夫
