2006年スギ・ヒノキ花粉飛散結果について
今シーズンのスギ・ヒノキ科花粉飛散について、「山口県の最近10年間のシーズン平均スギ花粉総数1900個/cm2に対し、平年をやや下回る飛散数となる」と予測しました。
スギ花粉の飛散は県内全域で2月1日に始まり、4月上旬に終了しました。県内25測定点の平均総飛散数は1790個/cm2と平均値以下でしたが、予測よりやや多い、ほぼ平年並みの飛散となりました。地区別では、例年通り周南地区の飛散数が多いのですが、近年は北部地区の飛散数も多くなっております。
ヒノキ科花粉の捕集開始時期は測定点間でばらつきがありましたが、3月10日前後から県内全域でコンスタントに捕集されるようになり、県内25測定点の平均総飛散数は、4月27日の時点で995個/cm2です。これはこれまでの平均シーズン総飛散数700個/cm2をやや上回る値となります。
スギ花粉飛散は既に終了し、ヒノキ科花粉の飛散はまだ少量続いておりますが、今後大量に飛散することはないと思われます。現在はイネ科花粉が増加しつつあります。イネ科花粉飛散のピークは山口県では5月中旬から下旬ですので、引き続きご注意下さい。
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