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平成14年度 目の健康講座の開催報告

開催日 平成12年10月10日
会場 シンフォニア岩国

平成12年より日本眼科医会の指導のもと目の正しい知識と理解を得ることを目的として、各県にて「目の健康講座」が行われています。山口県においても、平成12年の山口市、13年の下関市に引き続き、平成14年は10月10日、岩国市のシンフォニア岩国において開催されました。秋晴れの中に約150名にもおよぶ参加者を迎え盛会のうちに会を終えることができました。この内容のご紹介をさせていただきます。なお今回は講演をビデオ撮影し、岩国市の各眼科・各学校(小・中・高校)・図書館と、県下の各地区の眼科医会と養護の先生の会にお配りしておりますので、興味のある方はご利用ください。

森重先生の写真講演 ドライアイ -点眼薬を正しく安全に使うために-


講師 森重 直行先生(山口大学医学部眼科)

生活環境の変化に伴い、「目が乾く」などのドラアイ症状を訴えて眼科を受診される患者さんが増えてきています。また、市販の点眼薬が数多く販売され、普通の薬局でもドライアイ用の点眼薬を購入することも可能になってきています。しかし、実際に本当の「ドライアイ」の患者さんは意外に少なく、多くの患者さんは眼に不快感を自覚するだけでドライアイまたは乾き眼と思いこんでいる人が多いことには驚かされます。ドライアイという病気でもないのに、ドライアイだと思いこんでいる人が陥りやすい眼の病気についてお話することで、ドライアイという病気について十分に理解していただきたいと思います。


植田先生の写真講演 コンタクトレンズを効果的に安全に快適に使用するために

講師 植田 喜一先生(下関市)

現在、国内でのコンタクトレンス(CL)使用者は約1,200万人で総人口の役1割といわれています。材質の開発や技術の向上でレンズの種類も豊富になり、今後ますますCL使用者は増加すると思われます。CLが医療用具医師による処方・指導・管理が必要だという認識は浅く、単なる生活用品と捉えている人が多いようです。  CLはどんなに優れたものであっても目にとっては異物です。CLによる障害を起こさないため、CLを効果的・安全・快適に使用するために重要なポイントについてお話したいと思います。


目の健康相談

希望された方に個別相談しました

健康相談の写真


視覚福祉機器展示

健康相談の隣のブースにて、視覚障害者の方のための拡大鏡や眼鏡および字が読みづらい方のための拡大用TVなど各種の福祉機器の展示が行われました。最初は、人気がなく空いていましたが、次第に見学希望者が増え、熱心に説明に耳を傾けておられました。眼科の学会ではこのような展示は珍しくありませんが、一般の方々にとってはまだ触れる機会が少ないようです。近年ロービジョンケアに関心が高まっており、Quority of Lifeの面から、このような機会を増やしてゆきたいと思います。


目の健康講座アンケート結果

聴講された方にアンケートをお願いしました


平成15年度は周南地区で開催予定です。来年度は周南地区の方は新聞・市報などで開催をお知らせしますので、ご期待ください。

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