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平成29年度 目の健康講座の開催報告
日時:平成29年9月3日
会場:スターピア下松
事業内容:目の健康講座 講演・視覚福祉機器展示・健康相談
一部 講演1「緑内障とその治療について」
講師 山口大学大学院医学系研究科眼科学 徳久佳代子先生
講演2「糖尿病網膜症とその治療について」
講師 山口県立総合医療センター 眼科 折田朋子先生
二部 目の健康相談
平成29年9月3日に目の健康講座 in 周南が、スターピア下松にて開催されました。天気良くここ数日すっかり秋の涼しさが訪れ過ごしやすくなり、来場者の減少が心配されましたが、併設のザ・モール周南での宣伝ビラ配りの効果もあり、多くの方に来場していただけました。
曽田貴子先生の司会で目の健康講座が始まり、まず小林会長が目の健康講座の沿革などの紹介をされました。県内を7ブロックに分けて毎年順番に回っているので、周南地区での目の健康講座は7年ぶりになりますとご挨拶をされていました。
第1部は、始めに徳久佳代子先生の「緑内障とその治療について」でした。緑内障が失明原因の1位であり、疫学から始まって、白内障と緑内障の違い、緑内障という病名の由来などを説明されました。その後、目の解剖、緑内障の検査方法、両眼視野の重ね合わせのスライドなどを使って、なかなか自覚症状がでにくい原因などの説明をわかりやすく講演されていました。治療については、病系別に点眼薬からレーザー治療、手術治療まで詳しく解説されて、継続した治療が必要だという点を強調されていました。
2番目に折田朋子先生が、「糖尿病網膜症とその治療について」という題で講演されました。糖尿病網膜症の原因や進行ステージを、実際の眼底写真や蛍光眼底撮影などを示しながらわかりやすく説明されていました。治療についても、レーザーを始め硝子体手術等もイラストを使ってわかりやすく解説され、OCT検査をもとに黄斑浮腫に対して抗VEGF硝子体内注射などが行われていることを講演されました。また、糖尿病網膜症は大本となる内科での糖尿病のコントロールが大切で、眼科医と内科医がうまく連携して治療できるように、糖尿病連携手帳を活用することを勧められていました。休憩の後、第2部として来場者からの質問に答える健康相談のコーナーになりました。志熊徹也先生が軽快なトークで、来場者からの様々な質問を演者のお二人の先生に提示し先生方にわかりやすくご回答頂きました。 お天気も良く大変な盛会で充実した講演会でした。ご協力頂いた方々に感謝申し上げします。
司会の志熊先生
目の健康相談会
会場風景
集合写真
集合写真
第18回目の健康講座in下松 アンケート結果 | ||
<来場者> | 110 | 名 |
<アンケート回収数> | 57 | 枚 |
<アンケート回収率> | 51.8 | % |
<アンケート結果>
①性別、年齢層 | ||||
年齢層 | 総計 | 男性 | 女性 | 性別未記入 |
30歳未満 | 0 | 0 | ||
30~40歳未満 | 1 | 1 | 0 | |
40~50歳未満 | 3 | 1 | 2 | 0 |
50~60歳未満 | 7 | 4 | 3 | 0 |
60~70歳未満 | 12 | 5 | 7 | 0 |
70歳以上 | 31 | 14 | 17 | 0 |
年齢未記入 | 3 | 3 | ||
総計 | 57 | 24 | 30 | 3 |
②この講座をどこでお知りになりましたか? | ||
a 病院、医院のポスター、チラシ | 22 | |
b 新聞・放送 | 9 | |
c 保健所、保健センターのポスター、ちらし | 4 | |
d 広報誌 | 9 | |
e 眼鏡店のポスター、ちらし | 1 | |
f インターネットを見て | 4 | (日本眼科医会HP 1件) |
g その他 | 1 | (友人) |
未回答 | ||
③参加された動機は何ですか? | ||
a 「緑内障」について知りたいから | 42 | |
b 「糖尿病網膜症」について知りたいから | 33 | |
c その他 | ||
④本日の講座は分かりやすかったですか? | ||
a 分かりやすかった | 32 | |
b なんとなく分かった | 19 | |
c 分かりにくかった | 1 | |
未回答 | ||
下松市 | 26 | |
周南市 | 14 | |
光市 | 8 | |
柳井市 | ||
その他 | 3 | 山口・防府・田布施町 |


