HOME > 目の健康講座 > 平成15年度 目の健康講座

平成15年度 目の健康講座の開催報告

開催日 平成15年9月23日
会場 スターピアくだまつ

日本眼科医会の指導のもと目の正しい知識と理解を深めることを目的として、各県にて「目の健康講座」が行われています。山口県においても平成12年の山口市、平成13年の下関市、平成14年の岩国市に引き続き、平成15年は9月23日に下松市のスターピアくだまつにおいて開催されました。秋晴れの中に約180名にもおよぶ参加者を迎え盛会のうちに会を終えることができました。この内容をご紹介させていただきます。



塚本先生の写真講演 緑内障についてご存知ですか?


講師 塚本秀利先生 県立広島病院眼科医長広島大学眼科臨床教授)

皆さん、緑内障についてご存知ですか?「緑内障について全く知らない」あるいは「聴いたことがあるが、詳しくは知らない」という方が多いのではないかと思います。また、緑内障についてご存知の方も、「緑内障は失明する病気」と思っておられるかもしれません。 ここで、緑内障の特徴を簡単にまとめてみます。 塚本教授 1) 40歳以上の5.8%(17人に1人)が緑内障 2) 失明原因の第2位 3) 治療を受けているのは約3割 4) 初期は自覚症状がない 5) 治療は悪化防止が目的 このように述べると、緑内障に対して夢も希望もないかもしれません。確かに「緑内障は放置すると失明の危険がある病気」に間違いありませんが、緑内障はうまく付きあえば決して怖い病気ではありません。本日は、緑内障の特徴を説明しながら、「緑内障とうまく付きあう方法」「緑内障で失明しない方法」について述べたいと思います。


皆本先生の写真

講演 糖尿病と目


講師 皆本 敦先生(広島大学医学部眼科助教授)

糖尿病という病気については聞かれたことがあると思います。しかし、合併症としてものを見るはたらきが損なわれる病気であることについて詳しくご存知でない方がいらっしゃるかもしれません。  1998年の政府の発表によると、日本での糖尿病患者は推定で690万人になるだろうという統計でした。また、糖尿病が強く疑われると判定された人のうち治療を受けている人は約半数以下ということですから、治療を受けずに腎臓や目を悪くしている方がかなりの数にのぼっていると思われます。 糖尿病で目が悪くなる最大の原因は糖尿病網膜症と呼ばれる合併症です。初期には自覚症状がないので発見が遅れがちです。糖尿病とわかれば早めに眼科で検査を受けることが必要です。この講座で糖尿病網膜症について理解を深めていただきたいと思います。


目の健康相談

健康相談の写真

講演した講師2名がパネルディスカッション形式で質問にお答えしました



機器展示の写真視覚福祉機器展示


目の健康講座アンケート

聴講された方にアンケートをお願いしました


平成16年度は9月12日に萩市のサンライフ萩で開催予定です。

前年度へ 次年度へ




開催履歴に戻る

ページトップに戻る